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2024
©Takahiro Idenoshita
獨協大学前駅にある複合施設の一角にパティスリーを設計した。
カカオ豆を焙煎、粉砕する際に発生するカカオハスクをリサイクルし、内装材として利用することを試みた。
売り場とカフェの両側面の壁を和紙、塗装とし、仕上げにそれぞれカカオハスクを混ぜ込むことでチョコチップのような優しくユニークな表情を作り出すことができた。お菓子作りの中で捨てられてしまうカカオハスクにもう一度スポットを当てることで、サスティナブルでありながらパティスリーにふさわしい雰囲気を作り出すことに成功した。
シェフが厨房からも常に店舗の在庫を確認できるように、正面にはルーバーの建具を設置した。建具枠とサインには店舗のテーマカラーである青を採用し、さりげなく商品の包装や箱とインテリアをリンクさせている。
ショーケースは柔らかい店内の雰囲気にマッチするように角を落とし、左官の風合いが木調の店内と自然に融け合うような表現とすることができた。
施工 BAL
写真撮影 ©Takahiro Idenoshita
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